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長沼町の人 4

古川 たかしさん,こずえさん

Takashi Furukawa,Kozue

たかしさんは北広島市、こずえさんは鹿児島県出身。長沼は「良い意味で緩そうなところ」が気に入ったのだとか。与えられた環境で楽しく暮らしていくという発想は、海外での生活や、日課とする朝晩の瞑想などで培われたものなのだとか。

与えられた環境で楽しく暮らしていく

2019年5月に協力隊に就任した古川たかしさんと、妻のこずえさん。市街地から少し離れた農家の古民家に住む2人には、もうすぐ第1子が生まれる。北広島市に住む両親に子どもの顔を見せたいからと長沼町で暮らすことにしました。

「長沼は面白い人がたくさんいます。アーティストも多いし、楽しい」と、たかしさん。南米のエクアドルに7年ほど住み、一時帰国していた折にこずえさんと出会い結婚。長沼に来る前は2人で2年間インドを旅しながら暮らしていました。「自給自足に憧れている」と言うこずえさんと、「正しく暮らしを楽しみたい」と言うたかしさん。町が運営する空き家バンクに斡旋してもらった築50年の一戸建てで、家庭菜園や庭木の手入れなどに精を出しつつ、協力隊としての活動に取り組んでいます。

マチにいる「変な人」の魅力を知ってもらいたい

特に力を入れていきたいと思っているのが、ホワイトツーリズム。ホワイトツーリズムとは夏場のグリーンツーリズムに相当する言葉で、都市と農村の交流を図る試みのこと。長沼はグリーンツーリズム特区として20年近く前から首都圏の学生を地域の農家で受け入れる取り組みを行ってきました。ホワイトツーリズムはその冬バージョン。農閑期にあたる冬は、味噌造りや工芸品作りなど、農家の夏とは違う仕事を見ることができます。「海外の方の受け入れにも可能性を感じています」。オフシーズンで売り上げが落ち込みがちな商店街の飲食店に、ホワイトツーリズムで受け入れた人が訪れてくれればという思惑もあります。

また「長沼変な人マップ」を作りたいという思いも。就任した当初、とにかくつながりを作ろうと、町ゆく人に「面白い人を知りませんか?」と声をかけたことで思いついたアイデアです。町内に点在する気になる店、人、取り組みを、愛を込めて「変な人」と称して、線で結ぼうというのがこのマップ。こうした情報は地元民からも求める声が届いているそうで、「任期中に何かを残したい」と、たかしさん。「あとは、個人的に牧草ロールが大好きなので、『ロールパーク』として、ロールを置いた公園を作りたい(笑)」。始まったばかりの長沼暮らしは、古川夫妻にとっても、町にとっても、期待感に満ちています。